Codexは、「こういうものを作りたい」と文章で伝えると、必要なファイルを作ったり、コードを直したり、次に何をすればいいかを一緒に考えてくれる道具です。

普段ターミナルを使わない人にとっては、最初の黒い画面だけで少し身構えてしまうかもしれません。でも、最初から難しいコマンドを全部覚える必要はありません。小さなテストページを作るところからなら、Codexに聞きながら少しずつ進められます。

ここでは、「インストールする」「ログインする」「1枚のHTMLを作って表示する」までを、できるだけ初めての人向けに整理します。

使い始める前の前提

2026年5月31日時点では、CodexはChatGPTのFree、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseプランに含まれています。つまり、まず試すだけならChatGPTのアカウントがあれば始められます。

ただし、無料アカウントでは使える量に制限があります。PlusやProなどの有料プランでは、使える量や速度、選べる機能が増えます。どこまで無料でできるかは時期によって変わるので、「無料でも少し試せる。ただし本格的に使うなら上限を確認する」くらいに考えておくと安心です。

基本的にはChatGPTアカウントでサインインして使います。APIキーで使う方法もありますが、その場合はChatGPTの利用枠とは別に、OpenAI Platform側のAPI利用として課金されます。初めてなら、まずはChatGPTアカウントでのログインからで十分です。

何を手伝ってくれるのか

たとえば、「旅行メモを共有するページを作りたい」「自分のサービス紹介ページを作りたい」「ボタンの色をもう少し落ち着かせたい」くらいの言い方でも大丈夫です。最初から専門用語で話す必要はありません。

いきなり大きなアプリを任せるよりも、まずは「1枚のHTMLを作る」「見出しを変える」「ボタンを追加する」くらいの小さな依頼から始めると、使い方の感覚をつかみやすいです。

まずはインストールする

Codexは、パソコンに入れて使います。Macなら「ターミナル」、Windowsなら「PowerShell」や「Windows Terminal」を開いて、インストール用のコマンドを貼り付けます。

Macでは、検索で「ターミナル」と入力すると見つけられます。Windowsでは、スタートメニューで「PowerShell」または「Terminal」と検索すると見つけられます。

2026年5月時点では、MacやLinuxでは次の方法が案内されています。

curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh

Windowsでは、PowerShellで次の方法が案内されています。

powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex"

もしこの方法が難しそうに見える場合は、無理に意味を全部理解しなくても大丈夫です。「Codexをパソコンに入れるための命令」くらいに受け取って、公式ページの手順と見比べながら進めます。

npmという道具をすでに使っている人は、次の方法でも入れられます。

npm install -g @openai/codex

Homebrewを使っている人は、次の方法もあります。

brew install --cask codex

インストールできたか確認するには、開いているターミナルやPowerShellで次のコマンドを入れます。バージョン番号のようなものが表示されれば、ひとまず準備できています。

codex --version

Windowsでうまく動かない場合は、Windows 11のWSL2という仕組みを使う方法もあります。ただ、初めての人には少し説明が増えるので、まずはPowerShellで試して、うまくいかなければ公式ドキュメントや詳しい人の案内を見ながら進めるのがよさそうです。

ログインする

インストール後、Macならターミナル、WindowsならPowerShellやWindows Terminalで次のように入力するとCodexが起動します。

codex

ログインを求められたら、画面に出てくる案内に従ってChatGPTアカウントでサインインします。ブラウザが開いてログインする流れになることがあります。

先にログインだけ済ませたい場合は、次のコマンドを使います。

codex login

会社やチームの環境では、ログイン方法が決められていることがあります。その場合は、管理者やチームの案内に従います。個人で試すなら、まずはChatGPTアカウントでログインする方法からでよさそうです。

テスト用のフォルダを作る

いきなり大事なファイルがある場所で試すより、まずは練習用のフォルダを作るのがおすすめです。次の3行は、MacでもWindowsでも使いやすい基本的な書き方で、「codex-testという練習場所を作る」「そこに移動する」「Codexを起動する」という意味です。

mkdir codex-test
cd codex-test
codex

Codexが起動したら、まずは自然な言葉で頼んでみます。

1枚のindex.htmlを作ってください。
中央に「Codexで作ったテストページ」と表示し、
背景色とボタンを少し整えてください。

Codexは、必要なファイルを作る提案をしてくれます。表示された内容を見て、問題なさそうなら承認します。分からないところがあれば、その場で「今から何をしようとしていますか」「初心者向けに説明してください」と聞いて大丈夫です。

作業が終わったら、作られたindex.htmlをブラウザで開きます。MacならFinder、Windowsならエクスプローラーでファイルを探して、ダブルクリックしても確認できます。画面に文字やボタンが出たら、最初のテストは成功です。

最初に気をつけたいこと

Codexは、何も分からない状態から一気に完成品を出す魔法というより、「思いついたものを形にするために、横で手を動かしてくれる相手」に近いです。最初は小さなHTMLを作るだけでも十分です。そこから「もう少し見やすく」「スマホでも崩れないように」「問い合わせボタンを追加して」と頼んでいくと、少しずつ作りたいものに近づけられます。

参考